「漫画 バビロン 大富豪の教え」の感想

 

概要

この本はジョージ・S・クレイソンにより書かれ、90年以上世界中で愛された書籍を

漫画化したものです。

投資に関して抵抗意識のある日本人にも、手に取りやすく、投資の本質を分かりやすく伝えてくれます。

興味がある方は是非手に取ってみてください。

 

金持ちになりたければ金持ちが実践していることを聞き、自分も実践する

その内容は主に7つに分かれると本書で記されています。

①収入の十分の一を蓄える

②欲望に優先順位を決める

③蓄えた金を働かせる

④危険から金を堅守する

⑤より良いところに住む

⑥今日から未来に生活に備えよ

⑦自分こそ最大の資本を思え

となっています。次の項目から詳しく見ていきましょう。

 

詳細と補足

①収入のお10分の1を蓄える

 老後に2000万貯蓄が必要と騒がれた昨今、月々収入の10分の一を貯蓄したらどうなるか考えてみましょう。

サラリーマンの生涯年収は3億円と言われています。単純計算で3000万円が貯蓄できる計算です。もちろん税金で取られたり、生涯年収も今ではもっと低いという方もいらっしゃると思います。しかし夫婦共働きの時代、二人合わせれば6000万弱。たとえ色んな要素があるにせよ、月々給料の10分の1を貯蓄すれば不可能ではないと思えてくるのは私だけではないはずです。

②欲望に優先順位をつける

お金持ちと聞いてみなさんはどんなイメージを持つでしょうか?

プール付きの大豪邸、フェラーリに乗り、ぜいたくな食事を思い浮かべますか?

確かにそういう人もいます。しかし世界で最も有名な富豪ビルゲイツは違います。

セキュリティの関係上家は豪華ですが、車は普通車で好きな食べ物はマックのフィレオフィッシュバーガーです。実はお金持ちは靴や生活用具を修理し、普通の車に乗り、中古物件に住み、家族との時間を大切にしています。それこそが人間にとってゆとりのある生活であることを彼らは骨身に染みて理解しています。

 手当たり次第に高価なものを買わず、自分にとって本当に必要なものにお金を使う。それが金持ちへの第一歩です。

③蓄えた金を働かせる

これは非常にわかりやすいのではないでしょうか?

日本では2020年現在銀行に預金しておいても金利でお金は増えません。FXや株式、投資信託など資産運用をしなければお金は増えません。どれをやればいいかわからないから悩んでいるんじゃないかと声が上がりそうですが、その判断は次の④の法則と一緒に考える必要があります。

④危険から金を堅守する

お金を蓄えて投資しようとすればさまざまな誘惑にかられます。友人からのもうけ話やFX、果てはギャンブルなど人それぞれだと思います。

私自身も実はお金をだまし取られたことがあります。職場の仲間と遊びに行く約束をし、出かけた先で運用で悩んでいることをその時初めて話したら、資産運用のプロを紹介してくれるというものでだまし取られました。私自身半信半疑だったので様子見で3万円渡し、その友人の運用をみてましたが、2週間もしないうちに会社を辞めて連絡が取れなくなりました。私もまさか3万のために会社まで辞めると思っていなかったので当時は苦笑いするしかありませんでした。お金に困っている人は私たちの常識を軽々と超えてくるものだと肌で感じた事例でした。

 またFXでも失敗をしており、はじめは儲けていたのですが、気づいたら100万円負けていました。将来の不安から貯蓄を増やさなくてはと焦ったあまり、よく知りもしないでFXに手を出した結果です。自分の知らないものには手を出さないこれが教訓です。

本当に高い授業料でした泣 そして一つだけ最も大事な原則を教えます。お金を失わないことです。全財産を失うような取引は絶対にしてはいけません。またリスクをとってハイリターンを得ようとする方法はいつか必ず損をします。そのようなことをせずとも①で説明したように一生で使う貯蓄は可能なのです。

⑤より良いところに住む

広くて安い借家に住めばいいと思っていませんか?確かに人生を破滅させる買い物として住居は車と並んで挙げられます。しかし家とはただ住むだけではありません。庭で遊ぶ、家庭菜園できる、仕事場前での距離など様々な要素があります。生活に密着しており、貯金を増やすモチベーションになります。

⑥今日から未来に生活に備えよ

2020年現在日本では老後に2000万貯蓄が必要と言われています。他にも介護や病気などさまざまなリスクが想定されます。そのために今から私たちは動くのです。将来に何をやるか書き出してみてください。何歳にどうなっていたいか想像し、その年まであと何日あるか数えてみてください。人は何日という期限により普通より早く動き出す生き物です。

⑦自分こそ最大の資本を思え

これは巷でよく言われているので聞きなじみがある言葉だと思います。

しかし実際にこの言葉を実感して行動できる人は大変少ないです。

知識は平等ですが、行動するものと行動しないものが存在するからです。

自分にどれだけ投資するか、それが人生を分ける最大の要素なのです。

まとめ

私は典型的な行動しない側の人間です。昔から本をよく読み、感銘を受けるのですがすぐ三日坊主で忘れてしまいます。今では何のスキルも持たず、安月給で働いています。

そんな自分を変えたい。その思いでこのブログを書き始めました。私は変わりたい、変わり続けたい。このまま本当の敗者で終わるつもりはありません。そしてこのブログの人には過去の私のような生活から一人でも脱出できるように参考になればと思っています。私の未来の足跡を残す訳です。定期的に更新しますので一緒に未来を明るいものにしましょう。